二重を作りにくい場合
埋没法にとっての妨害因子~二重を作りにくい場合~
これはまぶたを持ち上げる筋肉の力が弱い時に起こります。
外見上明らかな場合は方針が立てやすいですが、時に潜在的な方がおられます。
日々の日常生活ではまぶたが普通に持ち上がりますから異常はないのですが、実はまぶたを持ち上げる筋肉にあまり余力がない場合です。また、年齢とともに筋肉の力が衰えてくる場合もあります。
そのような方に埋没法を行いますと、施術後初めて眼瞼下垂の症状が出現することがあります。
人間に例えますと、足腰の筋肉が弱く、いすから立ち上がるのがやっとという人に重いリュックサックを背負わせるような状況です。当然、その人は立ち上がりにくくなります。
それと同じく、まぶたの場合も開けにくい、上がらない、眠そうな目になってしまいます。
このような状況で放置していますと、頭痛や肩こりなどの症状が起きやすくなることがあります。このような場合は、程度にもよりますが眼瞼下垂の治療が必要になります。
アトピーや、アイプチを過度に使用したことによる慢性皮膚炎の場合は、皮膚の炎症によって皮膚が肥厚しますが、むしろ皮膚自体はもろくなってしまいます。
そのため糸が組織に食い込んで切ってしまい、固定が緩くなってしまいます。イメージ的には豆腐をひもで縛ったときです。豆腐が食い込んでいくひもによって切れてしまいます。
そして、皮膚炎の炎症の活発な時期には、埋没法をしない方が良い場合もあります。その場合は、炎症を落ち着かせてから、埋没法を行ないます。
これらを取る時に必要以上にまぶたの皮膚を擦りますと、固定が緩くなります。
ただ、アイラインやマスカラをつけるという行為が、たとえば一重まぶたで少しでもはっきりと大きく見せることを目的としている場合は、埋没法で二重がはっきりしてしまえば場合によってはアイラインやマスカラが不要になります。
まぶたを寝ている時など無意識も含めて擦ることを頻繁に行なってしまいますと、その結果として埋没法の固定を緩めてしまうことになり、二重が緩くなります。
擦るという行為は、起きている時、つまり自覚があるときにしか行なわないというものではありません。むしろ、夜寝ている間に無意識にまぶたを擦ってしまうというケースがほとんどです。
やはり糸の固定が緩みやすい傾向があります。
厚いといっても、色々な場合があります。筋肉が厚いタイプは男性に多いです。
脂肪が厚いタイプには3種類あります。眼球を包んでいる眼窩脂肪が多いタイプと、皮下組織の脂肪成分が多いタイプと、その混合タイプです。
埋没法では、これらの原因の違いはあまり出にくいと言われています。
二重を作るためには、二重のラインより上側のまぶたにある程度重みが必要になります。
この重みで被さる時に二重ができるわけです。そのためまぶたが薄すぎると、被さる皮膚の重量が少ないためきれいな二重になりません。浅く、幅広の、二重の線が複数できるような二重まぶたになります。
また、二重の幅が広い方で、まぶたの落ちくぼみが強くなると、二重が落ち窪みに負けて落ち窪みが二重のように見えてしまうことがあります。西洋人に多くみられるようなまぶたです。
このようなまぶたを希望される方も時におられますが、やはり西洋人のように眉あたりの額の骨が張り出して、鼻が高くないと似合わない可能性があります。まぶたの落ちくぼみが強い場合は、埋没法よりも脂肪注入の適応となることも多いです。
蒙古ひだが強いと、目頭側はできる二重が末広がり型(目頭で二重が隠れるタイプ)に限定されます。
平行型(目頭で二重が外に出ているタイプ)に無理にしようとすると、内側よりの二重の部分に攣れを生じます。
ご自分を鏡で観るときに眉を上げる方は、その時には当然二重の幅が広くなって見えます。
他の人と話をする時には眉を上げないのであれば、二重の感じをご自身で確認することが難しくなります。女性の方には案外多い癖です。
他にも細かいことはありますが、主なケースを挙げてみました。
これらは、埋没法が無理という場合もあれば、何らかの解決策がある場合もありますので、個人個人の状況に応じて考えていくことになります。
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